エッセイ的な何かbyルミ

ひとつのお題についてグダグダと書くエッセイっぽいブログ

ローズしか勝たん

とうとう、買ってしまった。

貴族ではないのに。ただの庶民なのに。庶民の中でもわりと低めの階級なのに。

お高級フレグランスを。

 

PENHALIGON´S-PORTRAITS-COLLECTION

THE-COVETED-DUCHESS-ROSE

ペンハリガン ポートレートコレクション

ザ コヴェテッド デュシェスローズ

 

こちらのポートレートコレクションは、香りによって描かれるイギリスの上流階級を舞台をコンセプトに、12人の男女の物語をフレグランスで表現している。

わたしが購入したデュシェスローズは、“誰からも愛されるローズ公爵夫人”。

 

まず、化粧箱よ。

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デカい。

綺麗なお姉さん。

そして、こちらの化粧箱は上下で開けるスタイル。

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いやー、貴族。

容器、と軽く言ってもいいものか。重厚感凄まじきガラスボトル。

キャップの動物は、キツネだそう。(犬とか狼だと思った)

“若い美しさ・ずる賢さ”というキャラクターらしい。

物申したい気持ちがノドまで出かかっているが、ここは飲み込んで肺に戻す。(呼吸しよ?)

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化粧箱もキャップもガラスボトルも豪華だが、個人的には香水の色が一番好き。

綺麗なロゼ。いやもうこれワイン入っているでしょ?おいしそう。

 

キーノート:マンダリン/ローズ/ムスキーウッド

マンダリンはクロエシリーズでマヒしているのか、わたしには「木とバラの香り」しか感じない。だが、その素朴さがいいというか。複雑すぎない香調が良い。

つけたてからウッドが主張するってすごいなと。

 

“若い美しさ”や“ずる賢さ”と謳っているが、香りは全然そんなことはない。若い=少女のイメージを連想しやすいが、夫人ですから。少女ってフローラル~♪という感じなので、少女ではない。ただ、12人で考えると若い方なのは確実。

そして、ずる賢さも感じず、むしろ香りは控えめで艶美な雰囲気も薄い。ローズ夫人の設定も控えめな女性。

でもこの控えめさが少し隙を見せてる感じで、なんか化けそうな雰囲気。

そして、嗅げば嗅ぐほどハマってしまう感じは、正直ある(まんまとハマった人)。

 

結構早めにラストノートがお目見えするが、それが意外な「ほのかなせっけんの香り」。

せっけんの香りって清潔感のイメージだが、なぜだろう、この香水に限っては“夜のお風呂あがり感”がとてもある。いや、日中では清潔感を漂わせて、夜に重ねて多めに纏うことでデュシェスローズの本性が現れるのかもしれない。それが“ずる賢さ”につながるのかしら。

 

デュシェスローズとの出会いは、もはや行きつけになりつつあるフレグランス屋さんのオススメ。嗅いだ途端、言葉を失ってしまうほどの好みだった。これがビビビッでやつかね。

それまでは、クルジャンのアラローズが秋冬候補だったが、それを大きく上回りジャンピング1位を獲得した。

 

アラローズも含めて、ローズ系ってだいたいフルーティかシトラスの香りがつけたてに漂うが、デュシェスローズにはそれがない。なかなか珍しい香りだと思う。

なので、価格も税込36,300円と高価だが、ボトル含めオンリーワン価格と思えば…と、わりと納得している。

もう1諭吉少なくてもいいんですけどね。(アラローズがそのくらいの価格)

唯一の難点といえば、香りの飛びが早いこと。毎日使う人は消費が激しそう。ちなみにわたしは休日用として購入。

1プッシュ6時間目安と言われた。まぁ、夜は強めに纏いたいときってあるよね。ローズ夫人のように。そういうところも考慮しての6時間なのかしら?ペンハリガン氏。商売上手ねえ。

 

 

ちなみに、ローズ“公爵”夫人ということなので、ご主人の公爵殿も12人の中におります。

THE DUKEという、犬(ドーベルマン?ビーグル?耳が垂れてるワンちゃん)のキャップで、メンズ用ローズの香調らしい。ローズ夫人と合わせているのだろう。

パートナーにデュークを纏ってもらうのも、ペアみたいでいいかもしれないですね。

 

ラトリエさんのHPはリンク要相談案件なので、ブログにリンク先を貼ることができません。

ラトリエデパルファム で検索すればHPに辿り着きますので、ペンハリガンのポートレートコレクションの世界観に興味のある方はぜひそちらでご覧になってみてはいかがでしょうか。

わたしも未履修なので、これからじっくり読みたいと思います。