前回の「寝室の本棚」にて、“少し大きくなってからはちゃんと文字を読んでいました”と書きましたが、今回はそのお話を。
本格的に本を読み始めたのは、中学生になってから。(小学生からオカルト系読んでたけど)
親が文庫本をよく手にしていたからか、中学生のわたしも文庫本を読むようになった。
いわゆる「ティーンズ文庫」ってやつです。思春期の女子あるある??
といっても、ゴリゴリのベタな恋愛話には全く興味がなく、読んでいたのはミステリー系。
わたしの性格上、いろいろなものを幅広く手をつけるのが苦手なので、ひとりの小説家さんだけを読んでおりました。
秋野ひとみさんの『ESP戦記シリーズ』です。
いかんせん、中学時代。タイトルなど覚えておらず、かといって押入れに全巻あるのでひっぱり出しゃすぐわかるのだが、面倒臭いのでウィキ先生を使って調べました(感謝!)。
「狙われた昨日」に始まり、「夢魔の放課後」等を経て、最終巻は「盗まれた明日」。全7巻。
この厨二心くすぐるタイトルよ!オカルト系を読んでいたわたしにはグサグサささりまくりです。
っていうか、え?
はじめとおわりのタイトル繋がりってたの?
約30年越しの気づき。ひいぃ。
主人公が中学生のイオちゃん、そして男の子枠の周防くん(わたしの想像では相当のイケメン)が、不思議な出来事に遭遇するストーリー。ざっくりすぎ?うろ覚えですもん。
確か、イオちゃんと周防くんの関係は恋仲にはならず、でもなかなかいい感じのまま話は終わったと記憶している。
メインは出来事の謎に迫ることですからね!恋なんて、恋なんて…!
全巻揃えるくらいハマっていたので、わたしの青春の1ページでもあります。
そういえば、ESP戦記の影響で、当時小説を書いて同級生にお披露目していたっけ。
うっわ今思い出すと恥ずかしいわ。
秋野ひとみさんといえば、長編の『つかまえてシリーズ』が有名ですが、そちらは拝読しておりませぬ。おそらく、長編すぎて手を出す勇気がなかったんだと思います。
秋野さんのお話や文章は楽しいので。今度機会があったら読もうかな。
その後の本事情ですが。
物心ついた頃から大好きな音楽が、中学時代後半に拍車がかかりまして…。
高校時代は部活動もあいまって完全に音楽脳になり、疎遠になりました。
大学時代になってからかな?なんとなく「本が読みたいな…」と思って、親が持っていた文庫本を借りて読むようになりました。
阿刀田高さんです。
…わたしがミステリー系を読むのは血筋だな、と察しましたわ。
阿刀田さんといえば、短編。なかでもショートショートが有名。
長編が苦手なのも、血筋か…?
特にこの話が印象的!というわけではなく(わたしの脳みそは常時上書きタイプ)、話のおもしろさ・文章の読みやすさが自分に合っていて、家にあった阿刀田さんの文庫本はすべて読んだと思います。
それからは自分で本屋に行って短編集やミステリー小説を購入してましたね。
あれ?わりと読んでるなジブン…。
ただ、ミステリー小説は、いわゆる「帯買い」をして何度も失敗しております…。やっぱり短編がいちばんだね!
ショートショート傑作集、という、一般応募から見事選ばれた方々の作品集も何冊か購入したことがあります。
その中でひとつだけ、こんな上書き脳のわたしでも鮮明に覚えているとってもおもしろいストーリーがあります。まぁ、短編以上に短いから覚えているだけかもだけど。6~8ページくらいだったような。短い。
そしてストーリーについてここでは書かないっていうね。ふふ。
以上、長くなりましたが、前回分も合わせて「本を全然読まない人間が過去に読んでいた本のおはなし」を書かせていただきました。
そしてこうやって書いてみて、改めて自分の文章力のなさを痛感している…。
上書き脳を生かして、文章力のブラッシュアップをすべく、何か本を読むべきか…。
3行読むと眠くなって同じ行を何度も読み返すクセあるしなぁ。ううむ…。
…zzz。